あさひ

2018年3月にツイッターに投稿した楽曲分析のまとめです。

「あさひ」は、三部形式に前奏とコーダをつけた、とてもシンプルなオーケストラで、こどもが演奏でき、また聴きやすく作りました。この曲がどのように成り立っているかを、これから少しずつ載せていきます。どこからみてもシンプルであることにこだわっています!

前奏を飛ばして、まずは、最初の大楽節の和音と進行です。曲でいうと、フルート・ソロの前半です。 Ⅰ→Ⅳ→Ⅴ→Ⅳ79→Ⅰ→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ すべて主音の上で鳴らします。 コードで書くと、 G→C/G→D/G→C79/G→G→C/G→D/G→G となります。 Ⅴ→Ⅳ79が少し変わっているかも。

すみません。コードの表記で C79は、CMaj79となります。 ド♮ ミ♮ ソ♮ シ♮ レ♮ C E G H D です。 Ⅳ79も、もしかしたら、 ⅣMaj79となるのかもしれません。

「あさひ」の楽曲分析の続き。場所はまだ冒頭フルートソロの前半。フルートのメロディーと弦楽器・ハープの伴奏というシンプルな役割分担ですが、弦楽器の最高音は、フルートとかぶらない、連続8度がない、かつ順次進行をします。そしてもっともシンプルに付点二分音符です。

「あさひ」の楽曲分析の続き。今回はフルート前半の旋律。ほぼ和音の構成音ですが2か所非和声音が。経過音と経過音あるいは倚音ともとれる音です。後者のG:Ⅴ7(D7)に対してHの音です。一時的にⅢの和音にしても良いのですが伴奏が付点2分音符に徹するのでやはり非和声音に。

フルートの前半だけでかなり細かいところまで説明できました。もう、うんざりですか?ある程度進んだら、ホームページの方に移動します。おまけに、フルートが入るのと同時にコントラバスのピチカートが鳴るのですが聴こえますでしょうか?次回は前奏を少し。

前奏は、フルート・ソロの部分の、弦楽器の最高音の順次進行 シ→ド→レ→ド→シ→ド→レ→ につながるよう、 シ→ド→シ→ラ→(フルートが入る) となります。 和音はⅠ→Ⅳ→Ⅰ→Ⅱm7(最低音はずっとソ) G→C/G→G→Am7/G です。 バイオリンの最低音スレスレで動きます。

「あさひ」楽曲分析。フルートの後半。2つ目の大楽節。和音はⅣ→Ⅰ→Ⅱ7→Ⅰ→Ⅳ→Ⅰ→Ⅴ7→Ⅰ(バスはほぼG)。コードはC/G→G→Am7/G→G→C/G→G→D7→G。弦楽器の最高音はミ→レ→ド→レ→ミ→レ→ド→シ。前半に続きフルートと連続8度のない順次進行。運よく見つけます。

楽曲分析。前奏とフルートの大楽節2つは説明済み。オーボエのソロ部分まで進めます。和音はG:Ⅳ→Ⅰ(1転)→Ⅱm7→Ⅰ(1転)→繰り返し。背景のフルートのトレモロのミを構成音に入れるとⅠ(1転)がⅢm7(2転)となります。コードはC→G/B(Em7/B)→Am7→G/B(Em7/B)→繰り返し。

オーボエの4分音符と2分音符のシンプルな旋律とバスの順次進行、ド→シ→ラ→シ→ド→シ→ラ→シが特徴です。パソコンで聴くとそうでもないのですがiPhoneで聴くと大きく聴こえ旋律の音より弦楽器の音の方が大きく聴こえる時があります。いろいろ試しに聴いてみてください。

楽曲分析。オーケストレーション。オーボエソロになったら弦楽器はVnⅡのGを残してとり、VnⅠ→ホルンⅢ→ホルンⅣ→VlaとGを加え集中させていきホルンのオクターブとともにGが4オクターブ上昇しクライマックスになります。背景にフルートのトレモロあり。ストーリーを重視。

楽曲分析。クライマックスは旋律がフルート・クラリネット・トランペット・バイオリンⅠⅡ、バスがトロンボーン・チューバ・チェロ・コントラバス、和音のトレモロがオーボエ・ファゴット、Gの持続音がビオラ・ホルン(リズムあり)となります。立ち昇ったあさひとその光を。

楽曲分析。クライマックス。和音進行・コードはオーボエソロとほぼ同じですが最後だけⅦ調(Fis-Dur,fis-moll)のⅤ度になります。コードはD♭7/A♭あるいはC#7/G#です。旋律が半音上がりバスが半音下がる順次進行の結果この和音が。C#をクラリネットが引き継ぎソロになります。

すみません。今、楽曲分析している「あさひ」の調は、G-Durです。形式は複合三部形式、編成は二管の管弦楽です。Gの持続音、順次進行、木管楽器それぞれのソロが特徴です。こどもが聴き、演奏できるように、いろんな面でシンプルに作っています。ぜひ、演奏してみてください。

楽曲分析。クラリネットの前半の大楽節。弦楽器の最高音をフルートソロのときより一つ上げてレから。すがすがしく。順次進行は徹底し レ→ド→レ→ミ→レ→ド→レ。 和音はⅠ→Ⅱm7→Ⅰ→Ⅳmaj79→Ⅰ→Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰ(Gの上) コードはG→Am7/G→G→Cmaj79/G→G→Am7/G→D7/G→G

フルート・ソロ、そしてクラリネット・ソロは、同じ旋律ですが、その背後の弦楽が少し違うのがわかりますでしょうか。いずれも順次進行なのですが、最高音が変わり、上行と下行が反対になります。これによって、連続8度も避けられて、後者はすがすがしさを感じられるように。

楽曲分析。クラリネットソロ後半の大楽節。旋律はフルートと同じ。和音は Ⅳ→Ⅰ→Ⅴ7→Ⅳ調のⅤ7→Ⅳ(Ⅱm7)→Ⅰ→Ⅴ7→Ⅰ コードは C/G→G→D7/F#→G7/F→C/E(Am7/E)→G/D→D7→G となります。 フルートソロの後半と異なっています。 よく聴く和音進行ではないでしょうか。

楽曲分析。クラリネットソロ後半の大楽節。 和音の構成音は、順次進行を徹底し、 弦楽の最高音は ミ→レ→伸ばす→ド→レ→ド→シ また最低音バスも同様に ソ→ファ#→ファ♮→ミ→レ→(ソ) となります。

楽曲分析。クラリネットソロ後半の大楽節。 旋律シ→ソの跳躍の部分で、普通は、ドッペルドミナントの下方変位を使い、Ⅰの第2転回形に進むところですが、そうせずに早目にⅠの第2転回形を使うことで、平和な雰囲気を出しています。 Ⅳ(Ⅱm7)→Ⅰ、C/E(Am7/E)→G/D のところ。

楽曲分析。オーボエ・ソロとクライマックスのところはバスが順次進行していることを載せ忘れました。 ド→シ→ラ→シ→ ド→シ→ラ→シ→ ド→シ→ラ→シ→ ド→シ→ラ→ラ♭ 方向性の見える和音の構成音の設定をしようと心がけました。 和声をやると見えてきます。

楽曲分析。最後は後奏。ファゴット・ソロがクラリネット・ソロの後半をリフレイン。ホルン・ソロはGのリズム持続音。弦楽は高音でトレモロ。最後にロングトーン。ハープはシンプルに構成音をたどって上行します。

楽曲分析。後奏の続きです。 和音は Ⅳ→Ⅰ→Ⅱm7→Ⅰ→Ⅳ→Ⅰ→Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰ。 コードは C→G/B→Am7→G/B→C→G/B→Am7→D7→G。 順次進行は徹底され、バスのド→シ→ラ→シ→ド→シ→ラ→ソ。

「あさひ」の楽曲分析はここまでです。どのように成り立っているかをできるだけカンタンに説明しました。とてもシンプルにできていることを理解していただけけると、うれしいです。

 

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